食品包装のあれこれ
6月 15, 2020

化粧品のパッケージデザイン

化粧品のパッケージは上品、華やか、格調高いというイメージで作ります。化粧品はまず美しさを求めるものです。堅実で実用品的すぎるイメージではそぐわない場合もあります。化粧品のチラシデザインの表現方法を大別すると、カジュアルな化粧品、医療品に近い化粧品、高級化粧品というものに別れます。そしてこの3者はまったく違う様式で表していきます。カジュアルな化粧品の場合は、最大量の情報を詰め込みましょう。大量の情報は役立ち感とお買い得感を暗示します。そのままでは堅苦しいように見えます。そこで、レイアウト様式と配色でカジュアルなイメージを加えます。写真を大きくしたり、文字は少なくしたりして抑えます。開放的な印象を持ってもらうようにしましょう。鮮やかな色相をちらして華やかさも表現します。価格表示は目立たせないことがポイントです。化粧品のパッケージに価格を表示させる場合、どのタイプの表現でも価格表示は小さく抑えます。安売りのイメージを避けるためです。最もカジュアルな表現だとしても、商品写真に比べて、数段小さく表しましょう。化粧品本来の情緒性を崩さないようにします。医療品風の化粧品には理知的な表現にします。写真の点数を少なくしましょう。文字情報を少なめにするようにして、落ち着いた感じのイメージを作ります。そこに説明図を加えるようにすると、医療品に近い理知的なイメージを作ることができます。情報量を最小にして、イメージ写真を最大にしましょう。高級化粧品は情報量を最小限にしましょう。写真の点数を少なく抑えて、文字もほとんど使わないぐらいに抑えます。こうすることで説明的な雰囲気はなくなり情緒性が最大になります。冗長性を出すためにイメージ写真を最大にしましょう。