食品包装のあれこれ
4月 13, 2021

包装材生産の現場

包装材を生産する工程が、安全であるとは限りません。労働の安全、衛生に関しては、食品や包装材自体の安全性とは別に、規制しなければなりません。

この流れが顕著に見られるのはヨーロッパです。既に90年代には、英国でBSIがOHSASを定めています。このアセスメントは日本でも採用され、労働の安全をマネジメントする重要性が徐々に認識されつつあります。

しかしまだまだ不十分な点も多く、今後の改善が課題となっています。  具体例を挙げましょう。EUでは労働者が直接触ることになる機械の安全性を確保するべく、CEマークの取得を義務付けています。

ですから日本の優れた包装材生産機器を輸出しても、CEマークが無ければ受け取ってもらえません。CEマークを付与してもらうためには、EU内で安全適合宣言する必要があり、そのためには代理店に依頼する他ありません。