食品包装のあれこれ
12月 3, 2021

欧州各国製紙メーカーと包装

欧州各国の製紙メーカーは大型投資を発表しています。軟包装向けに用いられる原紙の製造には主としてヤンキーマシンが使われています。ハンキーマシンは、ドライヤーパートが一本の大きな加熱用回転ドラムで構成される単網抄紙機で。これにより抄造される紙は、片面にのみ光沢があります。長網抄紙機で抄造されている一般の印刷用紙に比べて、縦横の強度や伸縮の差が少ないという特徴があります。日本では純白ロールとして包装紙やラベル用紙に使われていますが、小規模の生産に終始しています。ドイツの会社でAugust Koehler社は、感熱紙やノーカーボンペーパーなどの特殊紙および上質紙を年間約50万トン生産する独立系の製紙メーカーで、創業以来約210年の歴史を持っています。感熱紙ではマーケットリーダーと言われている会社です。