食品包装のあれこれ
10月 4, 2020

プラスチックとリサイクル

これまでのプラスチックごみの国内でのリサイクル状況としては、2018年の1月以前まで日本国内で処理しきれなかったプラスチックゴミは、リサイクルゴミとして中国へと輸出されていたようです。2018年1月以降、中国は他国からのプラスチックごみの受け入れを拒否したことから、日本国内では行き場を失ったプラスチックごみを「サーマルリサイクル」という形で、焼却し熱利用することとなったようです。現在のところ諸外国からの国際的な流れを受け「サーマルリサイクル」というような和製英語を使用することは、実際にはリサイクルにはなっていないという現実を踏まえて「熱回収」というようなワードに置き換えることが、環境省などの文章などにおいても進められているようです。「リサイクル」というようなワードを見聞きしますと、どうしても「エコ」なイメージを勝手ながらに抱いてしまいますが、言葉からのイメージだけに頼らず、その内容をきちんと把握することが大切であるようですね。