食品包装のあれこれ
6月 6, 2019

機能性紙について

紙にさまざまなコーティングをして機能性をつけることができるそうです。

放水性も付けることができますし、吸水性を高めることもできると聞いています。

水に強い紙にするには、ワックス含浸やパルプに樹脂を入れた紙にしたりするのがよいのではないでしょうか。

樹脂加工紙はポリエチレン紙が主流だと聞いています。これらは液体容器に使えるようです。

油に耐える紙として耐油紙があり、フッ素系でない耐油紙ということで、持ち帰り揚げ物に使用したりするそうです。

吸水性樹脂を塗った紙は、宅配食品などに使用すると聞いています。

保水紙というのは、吸水性樹脂を塗った紙で、切り花、えのき茸に使用することが多いのではないでしょうか。

油を吸う紙もあるようです。油吸着シートというもので、油脂食品包装に使用していると言われています。

臭いを取る紙もあり、臭い吸着シートといって、活性炭を塗った紙で、エチレンを吸着して果実などに使用することが多いように思います。

菌の繁殖を抑える紙は、抗菌紙といって天然ゼオライト(銀イオン発生)を塗った紙で、菌の繁殖を抑える用途に使用しているということです。

熱に強い紙もあるそうです。一般的なトレーは通常の紙だけでも180℃くらいの耐熱性があるそうです。

また炭素繊維紙というのは、炭素繊維を抄いた紙で電磁波シールド材に使用していると聞きました。

紙粉が出ないで、熱で接着できる紙があるそうです。

プラスチック紙は、ヒートシールができて、殺菌ガスが通過するため医療用殺菌袋に用いることができると言われています。

混抄紙というのは、木と樹脂のパルプを混ぜた紙で、医療用に使用しているそうです。

ヒートシール紙というのは、低分子樹脂を使った紙で、アイロンで貼付できるそうです。

電気を通す紙は、導電紙といいます。炭素を入れた紙で、電子部品や電子機器包装にしようしているそうです。