食品包装のあれこれ
3月 3, 2023

ラミネートフィルムのヘーズ

水面で光が屈折するのは、水と空気の屈折率が異なるからというのは周知の事実です。屈折率が同じ場合は、光は直進します。ラミネートフィルムの場合だと、プラスチック同志の屈折率の差は、空気との差に比べて非常に小さいといえます。したがって複合フィルムのフィルムの界面では、光はほぼ直進します。ポリエチレンなどのシーラントフィルムのヘーズは表面ヘーズが大部分です。しかし、このヘーズは、表面の乱反射に起因するそうです。張り合わせた場合だと、少なくとも張り合わせ面の乱反射はほとんどなくなります。なので、ラミネートフィルムのヘーズはというのは、2枚のフィルムのヘーズを足し合わせたものよりも非常に小さくなるそうです。フィルムの表面ヘーズは、実測では裏表はあまり差がありません。ラミネートフィルムのヘーズは、式で表すことができます。